放棄された庭

備忘録やプレイレポ

【剣盾】レイド乱数メモ

 日本語の記事は個人的に分かりづらかったので英語の記事から自分なりに解釈して作成することにした。よって最新の方法を知りたい場合は英語で検索するべし。

大まかな手順

  1. ツールを駆使して目的のポケモンが出てくる乱数を求める。
  2. 日付を進めてフレーム調整する。

セットアップ

 目的のポケモンをゲットするためにはseed(乱数のもとになる数値)を特定しなければならない。この作業はCFWができる環境を持っているかどうかで難易度が大きく変動する。

 新型・Liteはバージョンが4.1.0以下でないと現状不可。旧型なら型番次第ではRCMモードを利用すれば全てのバージョンでハック可能。なお、switchのハックはBANのリスクが高く、1台でオンラインプレイと両立するのは危険。CFWの導入方法は別のブログを参照すること。

 さて、seed特定には以下の方法がある。

  1. 和製ツールを使う。ハックせずとも利用可能だがかなり手間がかかる。
  2. CaptureSightを使う。CFW必須。2台持ちなら非CFW機体にも使える。
  3. セーブデータを抽出する。
  4. ポケモンのデータを抽出する。

 1はリンク先を参照してもらうとして、2以降の手法を記述する。

CaptureSight

 これはswitchのhomebrewで動くプログラムである。非CFW機体でもCFW搭載switchと通信することになるので気になる場合はやめたほうがいい。

CFW単体で作業する場合
  1. 剣盾を起動する。
  2. ホームに戻ってCaptureSightを起動
  3. Active Den Listを選択。アクティブな巣穴のIDをメモする。
  4. ホームボタンを押して剣盾再開。巣穴の前でセーブ。
  5. ねがいのかたまりを投げ入れる。
  6. セーブが終わる前に素早くホームに戻る(リセマラと同じ要領)。
  7. 再びCaptureSightを起動してActive Den Listを選択する。
  8. 新しく追加されたIDの情報を確認する。
  9. 得られたseedをRaidFinder、またはプラグインを導入したPKHeXに入力する。
  10. 希望の乱数なら剣盾に戻ってセーブ、そうでないなら終了して1からやり直し。

 PKHeXにエラーが発生する場合、プラグインファイル(dll)のプロパティを開き、下の方にある「許可する」のチェックボックスをクリックする。

2台使う方法
  1. 【非CFW側】巣穴の前に立ってセーブ、レイドバトルをホストする。
  2. 【CFW側】1のレイドに入る。
  3. 【CFW側】ホームに戻ってCaptureSightを起動する。
  4. 【CFW側】Wild and Trade Pokemonからwild pokemonを選択してPIDとECとIVsを記録する(どこにもない場合はXボタンを押す)
  5. 【PC】Raid Solverで巣穴のseedを特定する。
  6. 【PC】RaidFinder、またはプラグインを導入したPKHeXで乱数を調べる。
  7. 【非CFW側】セーブせずに再起動する
  8. 希望の乱数でなければねがいのかたまりを使うかレイドを撃破するかして1からやり直し。

 他にもレイドポケモンを捕まえて通信交換で情報を確認する方法があるらしい。

セーブデータ抽出

 プラグインは予め導入しておくこと。

  1. なんらかの方法でセーブデータを抽出する(方法は各自で調べてね)。
  2. mainという名前のファイルがセーブデータなのでPKHeXで開く。
  3. ツールからDisplay Raidsを選択する。
  4. 目的の巣穴を見つけてseedを取得する。
  5. RaidFinderにseedを入力して乱数を調べる。
  6. 希望の乱数でなかったらねがいのかたまりを再使用するかNatural Raidを確認する。

ポケモンデータ抽出

 この手法は非CFW機体でも利用できる(CFW機体かRCMハックができる機体がもう1台必要)。

  1. 【非CFW側】レイドバトルをホストする。
  2. 【CFW側】1のレイドに入り、ポケモンを撃破する。
  3. 【非CFW側】ゲームをリセットする。
  4. 【CFW側】レイドポケモンを捕獲する。
  5. 【CFW側】ポケモンデータを抽出する(これも各自調べてね)。
  6. 【PC】Raid Solverでレイドのseedを特定する。
  7. 【PC】RaidFinder、またはプラグインを導入したPKHeXで乱数を調べる。
  8. 希望の乱数なら次のステップに進む。そうでなければレイドを終了させてねがいのかたまりを再使用するか、他の巣穴にねがいのかたまりを投げ入れる。

フレーム調整

 例の1日だけ日付を進めて乱数を進める手法。PKHeXプラグインは0フレームから、RaidFinderは1フレームから始まっていることに注意。この記事ではRaidFinderを元にした調整方法を記述する。

  1. 巣穴を確認してレイドのメニューを開く。
  2. 「みんなで 挑戦!」を選択する。
  3. 「探しています」の表示が出たらホームボタンを押す。
  4. 「設定」→「本体」→「日付と時刻」を選択する。
  5. 日付を1日だけ進めて「OK」を押す。
  6. ゲームに戻って募集をキャンセルする。
  7. 目的フレームの3フレーム前に到達するまで1~6を繰り返す。

 もちろん「インターネットで時刻をあわせる」はオフにすること。なお、日付を一気に何日も進めても1フレームしか進まない。成功していれば再び2000W(殿堂入り前なら200W)を回収できるはず。

 時刻を戻したい場合は募集画面にいない時に日付変更を行う。フレーム調整は一気にやらなくても問題ない。何らかの方法でレイドのseedを再確認するのも良い。その場合はレイドが消えないように気をつけること。

種族厳選

 レイド乱数に関して、種族の決定には別の暗号化された数値を使用している。よって、同じseedから同じだけフレーム数を進めても、常に同じ種族が来るとは限らない。

 どの種族が来ようと個体値は固定されているため、種族の厳選が可能である。ただし、レイド乱数は2フレーム先の種族データも保存しているので、目的フレームの直前でレポートすると種族が固定されてしまう。よって、目的フレームの3フレーム前に到達したらレポートを書いて、厳選作業を行えば良い。

 個体値は完全に固定されているが、性格・性別・特性は種族や性別比によって変化する可能性がある。それぞれの種族についてチェックを忘れずに。イベントレイドでも同様に機能する。

Natural Raid

 すべての巣穴はseedを持っており、非アクティブ状態の巣穴も毎日seedが進んでいる。よってCaptureSightやPKHeXのプラグインを使って良いフレームが存在するかどうか確認することができる。

 興味深い乱数を見つけたら、まずその巣穴の場所を確認する。現在アクティブな巣穴を確認した上で、進めなけばならないフレーム数を確認する。任意の巣穴にねがいのかたまりを投げ入れれば移動すること無くシードを進められる。アクティブなレイドも変わってくるので必ず目標の3フレーム前でレポートすること。そうしたら、ターゲットの巣穴がアクティブになるまで3フレーム進める作業を繰り返す。

 このレイド乱数はまだ研究途上で、今後の発展が待たれる。自分もまだ理解しきれておらず、意味不明な文章になってしまって申し訳ない。